WX II

ガラスびん用金型

ガラスびん用 銅合金 金型
高熱伝導、耐熱性、特殊銅合金
WX IIメタルはガラスびん用金型として、OWENS-ILLNOIS社で開発され、すでに多くの実績を得ている銅合金です。
ドリンク瓶の様な量産瓶に使われる金型は、厳しい繰り返し加熱の環境下で長時間使われます。
この合金は国産で唯一のガラス瓶型用の銅合金素材として、15年以上も愛用されています。
WX II

Purpose WX II

用途

用途

WX IIメタルはガラスびんの製造における高温での加熱・冷却が繰り返される条件下で、熱伝導性、機械性質、耐摩耗性、耐歪み性などに優れています。
特にびんのネック、ボトムのような高い熱伝導性を要求される金型に効果を発揮します。

Merit WX II

メリット

高品質の成型
高品質の成型
耐歪み性にすぐれている。焼けビり発生の防止。Cu-Ni系合金であるため、高温での耐酸化性が高い。
生産性の向上
生産性の向上
熱伝導率が大きく、特に高温になるほどその効果が大きい。離型性が良い。
経済性にすぐれている
経済性に
すぐれている
常温、高温での材料強度が高い。耐摩耗性が高く、金型寿命が長い。

Comparisons WX II

FCとの特性の比較

WX II FC20
引張強さkgf/mm2 60~70 17以上
0.2%耐力kgf/mm2 30~35
伸び% 5~10
ブリネル硬さ10/3000 180~210 150~180
ヤング率kgf/mm2 12,000
ポアソン比 0.3
熱伝導率cal/cm・sec・℃ 20℃ 0.14
500℃ 0.26 0.104
熱膨張率×10-8/℃ 200℃ 15.6 11.85
500℃ 17.5 12.9
比熱cal/g・℃ 0.11 0.13
密度g/cm2 7.6 7.3
溶融温度 1145
WX IIの機械性質に及ぼす温度の影響
WX IIの機械性質に及ぼす温度の影響
熱伝導性
WXは高温になるほど高い熱伝導性を示すため、
整形サイクルを短縮できます。
熱伝導性
熱膨張
熱膨張

WX IIの試験

熱伝導性の比較試験

熱伝導性比較の測定位置
熱伝導性比較の測定位置
WXとFC20の各測定点での温度
WXとFC20の各測定点での温度
WX IIとFC20の各測定点での温度
WX II
WX II
FC20
FC20